YouTubeチャンネルを立ち上げ、日々の更新やPCDAを続けていけば、 再生回数やチャンネル登録者数は少しずつでも着実に伸びていくはずです。
けれども、それで満足してはいけません。 ビジネスYouTubeの目的は、単に再生回数を伸ばすことではなく、本業に集客して稼ぐことにあります。
YouTubeの視聴者を自社サイトなどに誘導するためには、あらかじめ導線を用意しておかねばなりません。
本記事では、そうした導線の設計方法や集客のコツに焦点を当てて解説していきます。
マコなり社長のビジネス
まずは参考事例として、ビジネス系ユーチューバーの草分けであるマコなり社長が、どのような方法で、どれくらいの収益を上げているかを見ていきましょう。
彼は2018年という早い段階で、自社が運営するプログラミングスクールへの集客を目的としてYouTubeに進出しました。その先見性もさることながら、もっとも賞賛すべきはチャンネルのテーマをプログラミングではなく自己啓発としたことにあります。
大多数の人は、自分がマコなり社長と同じ立場であったら、プログラミングそのものやスクールの紹介をメインコンテンツにするのではないかと思います。
パイが大きい方を選ぶ
でも、彼はそうはしなかった。 プログラミングの話もしないわけではないけれど、メインは「仕事ができない人の話し方」や「誰でも仕事が早く片付くタスク管理術」といったビジネスパーソン向けの自己啓発ネタです。
このようなテーマを選んだ理由は、言うまでもなく「プログラミングに興味がある層」よりも「自己啓発に興味がある層」の方がはるかにパイが大きいからでしょう。
そうした大衆向けのネタで認知を得てファンを獲得し、その一部がオンラインサロンやスクールにも来てくれるというビジネススキームを構築したのです。
マコなり社長の収益
プログラミングスクールの受講料は60万～80万円以上と決して安くはないものの、YouTube経由で年間1,000人もの申込みがあるといいます。
ほかにも広告関係やオンラインサロンなどで、マコなり社長は年間1億円以上の収益を得ていると推定されます。
- YouTubeからの広告収益：150万～480万円／月（推定）
- オンラインサロン：月額3万円×会員約1万人＝3,000万円／月（推定）
- 教育パッケージの販売：1,700万円／月（推定）
- プログラミングスクールへの集客：平均受講料70万円×YouTube経由での受講者が月換算で約80人＝5,600万円／月（推定）
※YouTubeのツールにて推定値を計算
マコなり社長のプログラミングスクールはコロナ禍で業績が悪化し、 YouTubeも一時休業する事態になったものの、再開後ふたたび勢いを取り戻しつつあります。彼の復活劇は、YouTubeで知名度をつくって本業につなげるというビジネススキームが、想像以上に手堅いものであることを物語っています。
まとめ
ビジネスユーチューバーの先駆けであるマコなり社長ですが、彼のビジネスの形には参考になるものがたくさんあります。
ターゲットの設定やより多くの人の関心を持つ自己啓発ネタに焦点を絞ったのも彼の賢いところでしょう。
この記事でビジネスチャンネルの持つ可能性と本業との掛け合わせのメリットも感じていただけたと思います。ぜひ実践してみてください。
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