YouTube集客の教科書

マニア向けや超高額商材なら 「ニッチ路線」でもOK|YouTube集客と収益化

マニア向けや超高額商材なら 「ニッチ路線」でもOK

YouTubeではターゲットを広めに設定し、世間一般での認知度アップをめざすのが王道ですが、普通の人はまず興味を示さないようなニッチな商売をしている場合は、ターゲットをピンポイントに絞り込んでコンバージョンを上げていくという選択肢もあります。

本記事ではニッチな商品を取り扱っていてターゲットを絞って YouTubeを展開していく場合の方法を事例を用いて解説していきます。

おすすめ動画に載ることは難しい

おすすめ動画に載ることは難しい

ターゲットを絞って発信するニッチ路線は険しいイバラの道です。 というのもYouTubeの最大の魅力はブースト機能にあるわけですが、ニッチなチャンネルは「おすすめ動画」や「関連動画」にはめったに載せてもらえないので、ブーストが期待できません。

そのためGoogleやYouTubeの検索からたどり着いた数少ない視聴者をつなぎとめてファン化させるという、まったく別の戦略が必要になるのです。

ニッチ路線で成功した事例

高級ヘビ専門店

それでもニッチ分野で勝負したいという方には、私がプロデュースしている高級ヘビ専門店のチャンネルが参考になるでしょう。

このチャンネルの運営方針は「ヘビの中でもボールパイソンが好き」というコアな人々が、ヘビやボールパイソンについて検索したとき、自社のチャンネルにたどり着けるようにすることです。

そのために「飼い方」「餌 やり」「床材」「交尾・繁殖」など、GoogleやYouTubeで多く検索されているヘビ関連のキーワードに対応する動画だけをアップしています。

同チャンネルはそのニッチさゆえ「おすすめ動画」や「関連動画」に選ばれることはなく、爆発的な伸びは期待できません。実際、開設から1年3か月がたった現在も登録者は6,000人台にとどまっています。

ただ、コアな層だけが視聴しているためコンバージョンは非常に高く、YouTubeを始めてから月商は約3倍にアップしました。

このように、本当に一部のマニアしか買わない商材や、1本の受注金額が数百万~数千万円の高額商材を扱う場合は、ターゲットをゴリゴリに絞り込んだニッチなチャンネルとして運営することも可能です。

福祉系の不動産会社

高額商材の例でいうと、私のクライアントである福祉系の不動産会社は 「県内で老人ホームなどを建てようと思っている人向け」という超ニッチなコンセプトでチャンネルを運営しています。

当然ながら再生回数はほとんど伸びず、どの動画もよくて500〜1,000回再生、チャンネル登録者数は300人に届きません。 それでも県内にはYouTubeチャンネルを持っている地場ハウスメーカーがほとんどないこともあって、月1件くらいはYouTube経由での問い合わ せがあります。

受注できれば1件数千万円~億単位の世界ですから、月1件の反響でも御の字というわけです。

それでも広く浅くを目指した方がいい

それでも広く浅くを目指した方がいい

ただし、ここで紹介した2社はあくまで例外です。

よほどの理由がないかぎり、あなたの会社はコアなファンだけが見る地方局ではなく「広く浅く」がモットーの全国放送局をめざしてください。その方が、YouTubeという媒体を使っていろいろなことができるからです。

たとえば1件100~200万円の企業案件などは、登録者が少ないチャンネルにはまず声がかかりません。また、新事業や新商品など、会社として新しい何かに挑戦するときも、チャンネル登録者は多ければ多いほどいい。

特に衣食住など誰にでも関係があるBtoC商材を扱っている場合は「広く浅く」の大衆向け路線の方が、何かと選択肢が広がります。

まとめ

YouTubeは広く浅くを狙うのが基本ですが、ニッチな路線の商品を販売している場合はニッチ路線で戦うという方法もあります。

険しい道なのは間違い無いですが、実際にそれで成功している事例も紹介しました。

ぜひ自身のビジネスはどの路線が向いているのか分析してYouTubeに挑んでみてください。

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当サイトの管理人プロフィール

 ・ダニエル(YouTubeプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(40以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月)