YouTube集客の教科書

ネタは「週刊誌」を参考につくりこむ|YouTube集客と収益化

ネタは「週刊誌」を参考につくりこむ|YouTube集客と収益化

「YouTubeを更新し続けたいけど、ネタが無い。」そのような時、あなたはどうしていますか。

本記事では、週刊誌を用いたネタ作り実践的なテクニックをご紹介していきます。

ニッチなテーマは避ける

まずネタ作りの大前提を確認しておくと、ビジネス系チャンネルで扱うのはエンタメ動画ではなく「ハウツー系/ノウハウ系」の動画です。近年急増している「文章だと面倒くさいし時間もかかってしまうから、手っ取り早く話し言葉で説明してほしい」というニーズに応えていくわけです。

問題は、具体的なネタ——つまり、どんなノウハウを紹介するか、ということです。 本業にからめたネタで大衆の興味・関心を引けるならそれがベストですが、本業縛りだとニッチになりすぎる場合は、本業のジャンルにこだわらず、間口を広げて多くの人に見てもらえるテーマを探しましょう。

YouTubeは2,000人の3%ではなく30万人の0.3%を獲りにいく媒体だからです。 そして実際、本業とはまったく関係のないテーマでも、チャンネルのファンを増やせば本業の方にも興味を持ち、エンド商品を買ってくれる人が出てくることは、多くのビジネス系ユーチューバーによって証明されています。

週刊誌のテーマをパクる

一般大衆をターゲットにする場合、もっとも手っ取り早いのは週刊誌が取り上げるようなテーマや要素をそのまま踏襲することです。 週刊誌的なテーマとは、お金、健康、人間関係、美容、ゴシップ、闇、エロなどで、これらはどんな時代でも一定のニーズがあり、かつ次々と新しい流行が生まれるため、語り尽くされることがありません。

YouTube視聴者の嗜好や温度感にもマッチしていて、アクセスを稼ぎやすいテーマといえます。 闇やエロなどの要素は、企業が発信するコンテンツとしてはふさわしくないと考える方も多いでしょうが、コンプライアンスに合わせてマイルドに料理して提供すれば、十分に鑑賞に堪えるものになります。

たとえば私のチャンネル「ダニエル社長の週刊ニュース」でここ最近よく伸びた動画に「コロナの闇」シリーズがあります。 これは元厚生労働省のキャリア官僚(医学博士)の方に、厚労省のコロナ対策やワクチン施策の舞台裏について語っていただいたインタビュー動 画で、多いものは40万回以上も再生されました。

YouTubeの視聴者は、テレビ的ではない「リアルな姿」や「裏側」を見たいという欲求が強いので「闇」というキーワードは効果的に響くのですが、言い換えるなら、テレビで報道されないような業界の裏事情のようなものは、すべて「闇」と表現することができます。「闇」といっても、必ずしもバリバリの裏社会を切り取る必要はないわけです。

エロの要素も、さじ加減しだいでは下品にならず、どこからもお叱りも受けることなく、さりげなく視聴者の目を引くことができます。 たとえばサムネイルに出てくる女性には、胸元がやや広めに空いたVネックのトップスを着てもらう。それだけで、首元まで詰まった服を着るよりも確実にアクセスが増えます。

これはエンタメ系やゴシップ系だけではなく、まじめなニュース系チャンネルなどでもひそかに多用されているテクニックです。おもしろいのは、セクシーな女性に目がいくのは男性だけではないということです。

女性をターゲットにした美容系チャンネルでも、サムネに登場する女性は鎖骨が見えるくらいの露出があった方が、クリック率が高いのです。 女性としても、「演者が美しい女性である方が、スマートで有益な情報を得られるような気がする」のです。

演者の選定は男女でかなりの差が生じます。特にトーク系やVlog系では、男性よりも女性の方が1.5~2倍ほど訴求が高くなる傾向にあります。ですから演者は社長がやるのがベストなわけですが、もし社長以外のスタッフから選任するのであれば、よほどの理由がないかぎり女性を活用した方がいいでしょう。

内容は簡単で気楽に見れるものを

注意したいのは、テーマだけではなく「温度感」も週刊誌に寄せて、堅苦しくならないようにすることです。 特に本業と同じ土俵で勝負する場合は、内容が専門的になりすぎる傾向 があるので注意してください。

自分たちの知識やノウハウを余すことなく伝えたい気持ちはわかりますが、小難しい動画は伸びません。 YouTubeは、週刊誌をパラパラめくるくらいの気楽さで視聴できなければならないのです。

私のクライアントでいうと「お金のSOSチャンネル」の運営元は、税金や家計に関するお堅めの情報メディアを運営している会社なので、当初は本家サイトと同じように、税金などのマネー情報を発信するチャンネルにしようと考えていたようです。

でも、それはYouTube視聴者が求める情報ではありません。お金はお金でも、税金などの小難しい話ではなく「どうすれば今すぐお金が手に入るか」「手っ取り早く儲けるにはどうすればいいのか」という即物的な情報が求められているのです。

そのため「お金のSOSチャンネル」では、自社メディアで発信している 中~上級者向けのマネー情報は封印し、主に国からの給付金や支援金を受け取る方法を、初歩の初歩から解説する動画をメインに配信することにしました。

これが時代のニーズにうまくはまり、チャンネル開設からわずか3か月でチャンネル登録者数1万人と急成長を遂げました。本業への集客効果はまだ確認できていないものの、広告収益だけで10万円を超える月も出始めています。

さて、ここまでどちらかといえば男性目線でネタ探しについて述べてきましたが、実は女性向けコンテンツでも原理はまったく同じで、参考にすべきは「週刊誌」です。

芸能ゴシップなどをメインに扱う女性誌は言うまでもなく、ハイエンドなファッション誌やライフスタイル誌でも、文字中心の読み物ページは「投資」「節約」といったお金ネタや「不倫」「ママ友いじめ」といった闇・タブー系のネタであふれています。これらは男女関係なく、多くの人が興味・関心をもっているテーマなのです。

大手企業もポップ路線に変えて成果が出た

そのあたりのニーズをうまく汲み取ってチャンネルを運営している企業があります。 「日経テレ東大学」です。

このチャンネルは、テレビ東京コミュニケーションズと日本経済新聞社 が「本格的な経済を、もっとたのしく学ぶ」をコンセプトに立ち上げた YouTubeチャンネル。

2021年3月に動画投稿をスタートしたこちらのチャンネル、YouTubeの チャンネルとしては遅いスタートに見えますが、一気に再生回数を伸ばしたちまち人気のチャンネルに。開設からわずか1年半でチャンネル登録は 70万人と圧倒的な伸びを見せています。

大手の企業が立ち上げたこちらのチャンネルですが、初期のころはあまり伸びていませんでした。たとえば、スタート間もないころの動画は「スターバックス」の成功事例や、大手企業の本社売却など、普通のニュース や新聞と変わらないお堅い動画を出しており、再生回数もまったくありませんでした。

しかし、徐々に路線をYouTubeの視聴者が求めているものへとマッチさせていき、2ちゃんねる創業者のひろゆきを番組で起用した2021年7月ごろから大ブレイク。イェール大学の成田悠輔助教授などのコラボなど、よりいっそうネット受けのよい出演者を当て込んでいきます。

動画のサムネイルなどを見ても、初期のまじめな路線からテイストを変え、ポップでキャッ チー、彩度の高いコテコテのデザインに仕上げているのがわかります。

YouTubeの動画で扱っている題材は、社会・経済など、堅いテーマではあるのですがトレンドに合わせた出演者や、わかりやすくギトギトな動画 サムネイルのデザインなどを通し、違和感のない楽しいコンテンツ提供ができています。

週刊誌を広く浅くチェックする

こうした週刊誌ネタを仕入れるには、やはり実際に週刊誌を読むのが一番です。最近はどんな情報もスマホで見ることができるので、週刊誌を購読する習慣がなくなったという方も多いかもしれませんが、勉強だと思って読んでみてください。

それも1冊2冊を集中的に読むのではなく、10冊20冊と、見出しだけでもいいので広く浅くチェックするのです。 そうすると、今注目されているテーマや、思わず読みたくなる見出しのつけ方、言葉の選び方のトレンドなど、いろいろ勉強になるはずです。 私は定期的に本屋にいき、並んでいる雑誌の見出しを20冊分くらいチェックしてから、特に気になったものを1~2冊買って中身まで目を通すようにしています。

近くに本屋がない方は、雑誌のサブスクサービスを使うのもいいでしょ う。雑誌が目当てなら、楽天マガジン(月額税込418円で1,000誌以上)や dマガジン(月額税込440円で900誌以上)あたりが、取り扱い雑誌数が充実していておすすめです。

ちなみに私がよく参考にしている雑誌は『週刊SPA!』で、テーマや見出しのつけ方などが、ビジネスYouTubeと親和性が高いと感じます。 ためしに今現在発売中の週刊SPA!

(2022年6月14日号 https://www. fusosha.co.jp/magazines/detail/4910234520624)の見出しを見てみると、

● さらば![疲れるカラダ] 

● 僕らの[中年の危機]克服法 

● 闇通貨と化す[電子マネーの実態]etc.

というように「お金」「健康」「闇」「エロ」など週刊誌の定番要素を軸としつつ「電子マネー」や「中年の危機」といったトレンドも押さえていて、大変勉強になるわけです。

まとめ

ネタ作りのヒントは週刊誌にたくさん隠されています。

ポップでトレンドを押さえた内容を参考にして、ネタ作りを行ってみてください。

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当サイトの管理人プロフィール

 ・ダニエル(YouTubeプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(40以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月)