ライブコマースとしての活用
YouTubeは、単なる情報発信に止まらず、ライブコマースとして活用する事もできます。
ライブコーマースとはオンライン販売(ECサイト)とライブ配信を組み合わせた販売形態のことで、リアルタイムで消費者が商品に対する質問やコメントなどをし、双方向でのコミュニケーションを取りながら買い物できるようになります。
ライブコマースを取り入れている大手も近年では多く見かけるようになり、食品・小売では三越伊勢丹、化粧品・コスメでは資生堂、アパレルではベイクルーズやシップスなども参入しています。
例えば、今までのEC(オンライン販売)では、お客さんがリアルタイムに商品への質問をしたりしながら買い物するというのは不可能でした。ECサイトに陳列されている商品やサイズ、カラーバリエーションを、写真とテキストの情報を頼りに購入するまでに留まっていました。しかし、ライブコマースによって、さらにお客さんの疑問や質問に答えながらより精度の高いお買い物体験を届けることが可能になったのです。お客さんにとっても、静止画やテキストだけでは伝わりにくい商品の使用感がわかりやすく、詳しく情報を得られます。
ライブコマースと中国
このライブコマースは、世界各国で取り入れられ、近年のブームになっています。
例えば中国は、世界でも最もライブコマースが盛んに利用されており、もはや当たり前の出来事になっています。
デロイトの統計データによると、2018年時点での中国におけるライブコマース市場は約44億ドル。前年に比べ、132%の成長を記録、そして推定される視聴者の数は4億5,600万人で、毎日4,000以上のアカウントが15万時間以上のコンテンツを配信しています。
中国ライブコマースの主な目的は、販売商品のPRです。特にライブ配信しているのは、インフルエンサーと呼ばれるる人等で、SNSで著名なタレントと言えばわかりやすいでしょうか。
中国で最も使用されているECプラットフォームの淘宝(タオバオ)も、ライブコマースを導入しており、60万以上のアイテムがライブコマースで購入可能です。
中国国内のライブコマースのうち、最も売れ筋のカテゴリーはファッション・美容関連、生鮮食品などのジャンルです。
日本での今後の可能性
しかし、日本でのライブコマースは、まだまだブルーオーシャン(未開拓)の市場です。日本国内でもやっと2017年頃からライブコマースという言葉が浸透し始めた程度です。
ですが、2020年の新型コロナウイルスの影響で、非接触・非対面での販売の流れが日本でも盛んになってきました。政府としても、持続化補常金やIT導入補助金など、新型コロナウイルスの影響を鑑みた非接触・非対面での販売ができるITプラットフォームやEC構築に積極的に支援をするようになりました。
では、具体的にはどうやってライブコマースを始めていけば良いのでしょうか。まず、YouTube。YouTubeではライブ配信機能がYouTubeのデフォルトの機能として搭載されているので、YouTubeのチャンネルを立ち上げさえすればすぐにライブ配信、そこでの商品紹介から、販売サイトのリンクへの誘導をしていけば、ライブコマースとして成り立ちます。
その他、InstagramやTikTok、SHOWROOM、CCHANNELといったSNSプラットフォームなどでもライブ配信ができますので、これらのライブ配信機能を使って積極的に商品のPRや販売をするお店やインフルエンサーが増えてきました。
私の友人のインスタグラマーのモデルの方は、Instagramで自身のファッションブランドを立ち上げ、ライブ配信機能を使い1日で200万円ほどを売り上げたケースもあります。
一昔前であれば、何か自分で商品を売りたいとなった場合は、お店を開き、内装や家具など初期費用1000万円以上をかけて自店舗を持たなければいけなかったかと思います。
その時代と比べて、ライブコマースで簡単に売れる時代は、何か商売を始めていきたい人にとって素晴らしい追い風と言えるのではないでしょうか。
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当サイトの管理人プロフィール
・ダニエル(YouTubeプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・累計102万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(30以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2021年3月) ・自チャンネル月間200万円のビジネス売上