YouTube集客の教科書

ベンチャーが YouTubeで 一気にビジネスを加速|YouTube集客と収益化

ベンチャーが YouTubeで 一気にビジネスを加速

現在 YouTubeで発信している企業は増えてきていますが、筆者自身もYouTubeで「ダニエル社長シリーズ」を3チャンネル運営しています。

開設したのは2020年3月ごろ、コロナ禍の影響で対面セミナーの開催がむずかしくなったため、新しいことをやってみようと思ったのがきっかけです。

今回は、 実際にYouTube経由で集客している実例を紹介していきます。

 YouTubeは正解を教えてくれるメディア

最初の半年間は鳴かず飛ばずだったものの、ビジネス系チャンネルは競合が少ないこともあって、登録者数はじわじわと増え続けました。 どんな動画がウケて、どんな動画がダメなのかは、YouTubeアナリティクス(解析ツール)の数値が明確に示してくれます。

その意味でYouTubeは「正解」がハッキリと見えている媒体ですから、 数値がよければ類似の動画を作り、伸びない場合は改善点を探るか、そのネタにはもう手を出さないことに決める。そうやって日々PDCAをまわしていくうちに、動画のパフォーマンスは徐々に高まっていきました。

そして登録者数が1,000人を超えたあたりから本業への問い合わせも入り始め、 今では本業収益の33%ほどをYouTube経由で得るまでになっています。

現在「ダニエル社長シリーズ」は3チャンネル合わせて年間850万人に視聴されています。単純計算で、日本人の15人に1人にアプローチできていることになります。 無名の小さなベンチャー企業が、チャンネル開設からわずか2年でここまでの影響力を持てるようになったのは、YouTubeのレバレッジの賜物にほかなりません。

ほかのメディアなら絶対に不可能なことでも、YouTubeでは実現できてしまうのです。 そしてまた、これだけのユーザーに見てもらえるようになると、バックエンドにつながるだけではない、思わぬ余得にあずかることがあります。

 YouTubeのザイオンス効果

 YouTubeのザイオンス効果

たとえばYouTubeとはまったく関係のない経路から問い合わせをいただき、 初回の商談にいってみたら、先方の担当者に「ダニエル社長のチャンネル見たことがありますよ!」などといってもらえることが、ちょいちょい起こるのです。

こうなると、もはや相手とは初対面であって初対面ではありません。会う前からザイオンス効果が発生して、ある種のブランディングができているわけですから、当然のごとく商談もサクサク有利に進んでいきます。

半年ほど前、とあるビジネス案件で青汁王子こと三崎優太さんと対談をしたのですが、そのときも「ダニエル社長のこの動画、見たことあるよ」 といっていただけました。この認知力は、ビジネスパーソン、特に個人の顔で商売をする経営者や個人事業主にとっては、非常に大きな武器になります。

これもまた、YouTubeが中小企業や個人と抜群に相性がいいと申し上げる所以の一つです。 次に、YouTubeで成功している中小企業は実際問題として何を発信し、 どんなエンド商品でいくら儲けているのか、いくつか実例を挙げてみていきましょう。

竹花貴騎 in ドバイ(2017年~)

チャンネル登録者数:33万人  本業への集客効果:年間4億~8億円(推定)

竹花貴騎氏はInstagramのフォロワー増加システムなどを扱うSNSマーケティング会社の元社長で、現在は投資ファンドやビジネススクールの講師などをされている方です。 過去に経歴詐称疑惑で炎上したことはあるものの、ビジネス系ユーチューバーとしての戦略には学ぶべき点が多いため、ご紹介したいと思います。

竹花氏がチャンネルを開設した目的は、本業であるInstagramビジネスの見込み顧客を集めるためだと考えられます。しかし彼は、真正面からInstagramについて語ることはほとんどなく、「無 昇給」「リストラ」「SEO」「マインドセット」「投資」など、一般的なビジネスパーソンが興味を持ちそうな話題をメインに扱っています。

そして20本に1本くらいの割合で、Instagramビジネスの紹介動画を混ぜて集客する。 ご本人によると、この方法で年間4億~8億円ほど売り上げているそうです。

彼が自分のチャンネルをInstagram専門チャンネルにしなかったのは、それだけでは限界があるとわかっていたからでしょう。 いくら自分の得意分野でも、話題をInstagramに絞ってしまえばすぐにネタが尽きてしまうし、自社ビジネスとイコールのテーマはどうしても「宣伝臭さ」がただよってしまいます。

だからInstagramの会社がInstagramの話をするだけでは、どんなに頑張って企画・運営したとしても、フォロワーはせいぜい1,000~2,000人で行き詰まっていたことでしょう。だからこそ竹花氏は、世間一般のビジネスパーソンが興味・関心をもちやすい週刊誌的なテーマに選びました。

ターゲットを広げればエンド商品 (この場合はInstagramのフォロワー増加システム)に興味を持つ人のパーセンテージは減るでしょうが、その分、多くの母体にアプローチできます。

彼は、2,000人の3%ではなく30万人の0.3%を獲りにいく戦略で、見事に成功したのです。 竹花氏の会社は、YouTubeを始めた当初は10~20人規模の小さな会社だったそうです。

それがYouTube経由でInstagramツールを売り、さらにYouTubeで培った知名度を武器にスクール事業にも乗り出したことで、一気に年商20~30億円クラスの企業に成長したといわれています。

中華一筋(2018年~)

チャンネル登録者数 59.8万人  本業への集客効果:年間5,000万円(推定)

プロの中華料理人が、本格的な中華料理やオリジナルのまかない料理を作る過程を配信するチャンネルです。「食」はYouTubeの人気ジャンルではありますが、その中でも同チャン ネルが伸びているのは、演者たちが魅力的だからでしょう。

動画内で繰り広げられるスタッフ同士の軽妙なかけあいや、最後に試食をしたり、ときどき不器用にまかないを作ったりする「まかないガールズ」のかわいさが、視聴者の心をつかんでいるのです。

中華一筋には、宣伝目的の動画はほとんどありません。 その代わり概要欄にリンクを貼り、自社製品を販売するECサイトに誘導しています。地方某所に実店舗もあるようですが、実店舗をアピールしても行けない人がほとんどですし、一気に来客数が増えても対応しきれないからでしょう、店舗への誘導は一切されていません。

さて、概要欄から飛べる同社のECサイトですが、こちらも少々個性的です。一般的な中華料理店なら料理だけを扱うところ、中華一筋では中華料理や調味料、調理器具に加え、店舗ロゴを冠したパーカーやコップ、「まかないガールズ」のオリジナルグッズまで展開しています。

コアなファンがついたことで、ビジネスを新しい方向に発展させることができた好例といえるでしょう。

感激安心のお花屋さん ゲキハナ(古屋悟司)

チャンネル登録者数 16.3万人  本業への集客効果:月間300万円(推定)

リアルとネットの両方で「感激安心のお花屋さん ゲキハナ」とい生花店を展開している古屋悟司社長のチャンネルです。

コンテンツはすべて園芸ネタ——季節の花の育て方をはじめ、土作りや虫よけの極意、無農薬などをテーマに、実際に作業をしながら10分ほどノウハウを解説し、最後の30秒~1分で通販や著書の宣伝をする構成になっています。

内容はためになるし、古屋社長の話し方も親しみやすく、安心して視聴できるチャンネルという印象です。最初はノウハウを知りたくてここにたどり着いた方も、視聴するうちにザイオンス効果で古屋社長のファンになり、いざ「〇〇の苗が欲しい」となったとき「ゲキハナで買ってみようかな」と考えるようになるのでしょう。

ゲキハナは小さな花屋でありながら、YouTube経由で月300万円ほど売り上げているようです。

まとめ

実例を見て、実際にチャンネルを運営していくイメージは掴めたでしょうか。

こうして見てみると、自身の商品をダイレクトにお勧めするチャンネルにはしていないことが分かります。

まずは視聴者に興味を持ってもらうこと、好きになってもらうことが大切です。ぜひあなたもトライしてみてください。

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当サイトの管理人プロフィール

 ・ダニエル(YouTubeプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(40以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月)