YouTubeチャンネルを立ち上げた企業の多くが「再生回数が伸びない」 「登録者が増えない」という壁にぶち当たることになりますが、最初の半年間はそれが普通なので、気にする必要はありません。
本記事では、それよりも注目してほしい「リピーター率」と「視聴者の属性」について解説いたします。
リピーター率
新規ばかりでリピーターが増えないのは、伸びないチャンネルに共通する傾向です。最初の半年間のうちに一人でも多くのリピーター獲得をめざしましょう。
リピーターがなぜ重要かというと、新しく動画を投稿したとき、リピーターのタイムラインにサムネイルが表示されやすくなるからです。 さらにリピーターがそのサムネをクリックし、一定以上の視聴維持率で視聴してくれると、今度はそのリピーターと同じような属性のユーザーの 「おすすめ動画」や「関連動画」に載せてもらえるようになります。
YouTubeでは、既存のリピーターを楽しませる動画を作っているチャンネルを高く評価し、優遇するアルゴリズムを採用しているのです。 リピーターと新規視聴者の割合はYouTubeアナリティクスの「視聴者」 画面で確認できます。
この割合が3:1以上になっていれば、しっかりとファンがついている証ですから、たとえ再生回数や登録者数が少なかったとしても、自信をもって今の路線を突き進んでください。反対にリピーターの割合が3:1以下の場合は、リピーター獲得に向けて戦略を見直す必要があるでしょう。
また、リピーターになる人の多くは、そのチャンネルのテーマや企画もさることながら、演者に好意を持っています。 「この人いいな、好きだな」と思うからこそ、同じような内容の動画がゴマンとある中から、わざわざそのチャンネルを再訪して動画を見てくれるのです。
だからリピーターを増やしたいなら、演者の好感度を高めることも重要です。最近は、立派な肩書がついた権威ある演者よりも、身近にいそうな等身大の演者が好まれる傾向にあります。
社員や家族などに動画を見てもらい「偉そうな感じがする」と指摘されたら話し方を変えてみるなど、親しい人たちの忌憚なき意見を参考にイメージアップを図っていきましょう。
視聴者の属性
リピーター率以外では、視聴者の属性にも注目してください。40~50代の女性をターゲットにしているチャンネルなら、ちゃんとその層が入ってきているかを確認するのです。
実は、本来のターゲットとはまったく別のペルソナにウケてしまというのは、YouTubeではままあることです。40~50代の女性を狙った動画が、ひょんなことから若い男性にバズってしまい、視聴者の9割が20代男性になってしまうというケースです。
そうなってしまったら、勇気をもってチャンネルを削除することも考えねばなりません。なぜならチャンネル登録者1,000人のうち900人が20代男性になってしまったら、頑張って40~50代女性向けの動画を投稿しても、誰も興味を示しません。
「おすすめ動画」に表示されるサムネのクリック率も悪くなり、チャンネル登録者も減っていくので、YouTubeから「既存のリピーターを楽しまることができていない」とみなされ、チャンネルの評価が急落してしまいます。
そうなったら立て直しは至難の業で、ゼロから再出発した方がまだマシというわけです。チャンネルを削除するのは勇気がいることですが、長く続けるほど、後戻りしにくくなっていきます。 再出発は最初の半年間だからこそ可能な選択肢なのです。
まとめ
アカウントの再生回数よりも、リピーター率と視聴者層を強く意識し判断基準にしましょう。
YouTubeアナリティクスの「視聴者」 画面で逐一確認し、リピーターの割合が少ない場合とターゲットがかけ離れている場合は、勇気を持って削除することも必要です。
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・ダニエル(YouTubeプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(40以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月)