無名の中小企業のチャンネルがYouTubeで弾みをつけるには「おすすめ動画」や「関連動画」に載ることが絶対条件といえます。 ただしYouTubeから「定期更新しているサイト」と認識されるまでは 「おすすめ」「関連」に載ることはまずないので、最初の半年間は、検索からの流入が頼みの綱となります。
そこで本記事では、YouTubeの検索結果で自社の動画が上位表示されやすくなるテクニックを紹介します。
動画名やハッシュタグを使ったテクニック
まず、動画名とサムネイルの画像名に「キーワード」を含めます。 YouTubeの集客ノウハウを解説する動画を作るとしたら、動画名を 「YouTube集客.mp4」、画像名を「YouTube集客.jpeg」にするのです。
次にハッシュタグとメタタグを設定します。 ハッシュタグとは、概要欄に青く表示される「＃」から始まるキーワードのこと。先頭のハッシュタグほどSEO効果が高くなるので、強くアピールしたいキーワードを先頭に持ってくるようにしましょう。
一方のメタタグは、通常の画面には表示されない隠れたタグデータで、 YouTube Studioの「コンテンツ」→「詳細」→「タグ入力欄」で入力できます。YouTubeはAIでこれらのデータも参照しながら動画の内容やテーマを判別するので、きちんとタグをつけた動画は、タグがない動画よりも有利になります。 キーワードが思いつかないときは、サジェスト検索を活用してください。
YouTubeの検索窓に「YouTube 集客」と入れると「YouTube 集客 事例」「YouTube 集客 方法」「YouTube 集客の王道」というように関連ワードが表示されるので、それをそのままタグとして5～10個ほど貼っておくといいでしょう。
概要欄とコメント欄を使ったテクニック
動画の下に表示される概要欄（チャンネル全体の概要ではなく、動画ごとに設定する説明文）も大事です。 空欄のままアップしてるケースも散見されますが、概要欄はタグ以上に SEO効果が大きいともいわれているので、しっかり活用しましょう。
ポイントは、キーワードを盛り込みつつ、自然な文章で動画の内容を説明することです。単なるキーワードの羅列だと、YouTube側から「無理にSEOを上げようとしている」と認識されて逆効果になります。
「YouTube 集客 方法」ではなく「YouTube集客って大変ですよね。あなたのYouTubeチャンネルで集客を加速する方法を動画でまとめています」というように、あくまで文章で説明してください。
また、最近のトレンドとしてコメント欄の内容やキーワードもAIが拾うようになっています。自分の動画に自分でコメントを入れることもできるので、説明欄で書いた動画の説明を、そのままコメント欄にも貼っておく といいでしょう。
ここまで細々としたテクニックをご紹介してきましたが、YouTubeのAI は、タグやキーワードだけではなく動画の中身やサムネイル、タイトルなどを総合的に判断して検索順位を決めています。
そのため、ここで紹介した対策をすべて行ったとしても、飛躍的に検索順位が高まるわけではありません。 小手先のテクニックで得られる効果は、せいぜい1～3％程度だと思います。 しかし、それでもやらないよりはやった方が絶対にいい。特に、これといった手札がない立ち上げ期には、勉強もかねて一通り試してみることをおすすめします。
まとめ
自社チャンネルの立ち上げ期には、以上のテクニックを全て駆使して、弾みをつけることがオススメです。
「使用する動画名・画像名・ハッシュタグにキーワードを入れる」「概要欄やコメント欄に自然な説明文を入れる」この2点を意識してみて下さい。
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・ダニエル（YouTubeプロデューサー） 慶應SFC卒、元楽天MVP、（株）ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ＆プロデュース実績（40以上） ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上（プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月）
